原状回復工事が高額になるオフィスの特徴チェックリストOWNEDMEDIA

原状回復工事が高額になるオフィスの特徴チェックリスト

  • 2024.7.24
原状回復工事が高額になるオフィスの特徴チェックリスト

本コラムでは、高額な原状回復工事になるオフィスの特徴とその要因をお伝えします。
現在のオフィスが以下の特徴に当てはまっている場合は、原状回復工事が高額である可能性が高いため、ご移転前に確認してみてください。

画像をクリックするとデータをダウンロードできます。

高額になりやすいオフィスの特徴とその要因

それぞれのオフィスの特徴について、なぜ高額になりやすいのか詳しくご説明します。

オフィスの特徴① 既存天井をスケルトン天井に変更している

スケルトン天井とは、配管や配線、柱、梁など躯体がむき出しになった天井のことです。

入居工事の際に既存天井を撤去して、スケルトン天井にしている場合、原状回復工事の際に新規の天井組みや天井ボード貼り等の天井復旧工事が発生し、工事費が高額になります。

オフィスの特徴② 既存照明を別の照明器具に変更している

別の照明器具とは、例えば、、シーリングライトやダウンライト、スポットライト等です。

既存照明を撤去して別の照明器具に変更している場合、現在の照明器具の撤去作業と新規の設備プレートやスイッチの取り付け作業等の照明復旧工事が発生し、工事費が高額になります。

オフィスの特徴③ OAフロアを別の床材に変更している

別の床材とは、例えばフローリング材やフロアタイル等です。

既存OAフロアを撤去して、別の床材に変更している変更している場合、現在の床材の撤去作業と新規OAフロアの設置作業等のOAフロア復旧工事が発生し、工事費が高額になりやすいです。

オフィスの特徴④ 既存ドアを別のドアに変更している

別のドアとは、例えば、スライドドアやガラスドア、自動ドア等です。

既存ドアを撤去して、別のドアに変更している場合、現在のドアの解体作業や新規ドア設置作業等のドア復旧工事が発生し、ドアは材料費も高いため、工事費が高額になりやすいです。

オフィスの特徴⑤ 間仕切り壁が複数ある

間仕切り壁とは、ガラスパーテーションやスチールパーテーション等です。

間仕切り壁が複数あると、それらの解体撤去作業と、火災報知器等の空調防災設備復旧作業が発生し、工事費が高額になりやすいです。

オフィスの特徴⑥ 既存の内装仕上げ材がハイグレード品や特注品である

既存の内装仕上げ材がハイグレード品や特注品である場合、原状回復工事の際にも同じものを使用しなければいけないため、材料費が量産品と比べて高く、工事費が高額になりやすいです。また、特注品の場合には、早めに発注しなければいけないものも多く、見積取得~工事発注までの期間が短くなり、コスト削減の時間が短縮される等の影響もあります。

オフィスの特徴⑦ 水道付バーカウンターがある

オフィスに水道付のバーカウンターがある場合、給排水設備作業が発生し、工事費が高額になりやすいです。

オフィスの特徴⑧ 共有部のトイレやエレベーターホールを変更している

共有部のトイレやエレベーターホールを自社仕様に変更している場合、通常の原状回復工事より工事範囲が増えるため、工事費が高額になりやすいです。

オフィスの特徴⑨ 大手デベロッパー・ゼネコンが施工する

大手デベロッパーやゼネコンが原状回復工事を施工する場合、全工事の材料費や労務費が高くなったり、多重請負構造により、諸経費や専門業者経費がかかるため、工事費が高額になりやすいです。また、工事会社によっては、館内工事調整費等の特殊経費が発生するため、更に高額になります。

オフィスの特徴⑩ ビルに商業施設が併設している

ビルに商業施設が併設している場合、工事時間等の作業条件が制限されます。
それにより、夜間工事でしか工事できない場合には、職人の夜間割増賃金が発生して労務費が高くなったり、工事期間が延びて、日数単位で見積計上されている工事管理料やレンタル料が高くなり、工事費が高額になりやすいです。

見積査定が必須

上記のオフィスの特徴に当てはまる場合には、原状回復工事費が高額である可能性が高いため、原状回復工事見積を取得されたら、まずは見積書の査定を推奨いたします。
弊社に査定をご依頼いただくことにより、見積内容や金額が適正であるかを知ることができるのは勿論、具体的な減額方法を策定し、ご提案いたします。

まずはご相談を

見積取得前後、いつでもご相談を受け付けておりますので、原状回復工事の金額についてお悩みごとがございましたら、以下フォームよりお気軽にお問い合わせください。

この記事のまとめ

この記事を書いた人

ディレクター 柳澤 英一郎

Leasing Innovationの設立に伴い参画。B工事のコンサルティング会社で経験を積み、3,000社以上の査定を行っており、大手監査法人の大規模統合移転の退去プロジェクト等の実績を持つ。

関連記事