【減額実績】二度の自社交渉後に更なる減額に成功したポイントとは!?OWNEDMEDIA

【減額実績】二度の自社交渉後に更なる減額に成功したポイントとは!?

  • 2023.9.21
【減額実績】二度の自社交渉後に更なる減額に成功したポイントとは!?

本コラムでは、先日合意したばかりの原状回復工事コンサルティング実績をご紹介します。
通常、自社交渉後に第三者コンサルが入って減額することは非常に難しいですが、二度の自社交渉済みの状況から、どのような方法で減額することができたのか…?減額に至ったポイントをご紹介します。


お客様概要・物件情報

業種情報セキュリティ関連会社
エリア川崎エリア
ビルグレードハイグレード
坪数70坪
指定業者大手ゼネコン

ご依頼の経緯

以前、お客様の親会社様のご移転の際に、原状回復工事の減額サポートを行った実績があり、今回、子会社であるお客様のご移転の際に再びお声がけいただきました。
弊社にご依頼が来る前に、2度の自社交渉をされておりましたが、まだ金額に満足できず、ただ、お客様自身での更なる減額は難しいと感じられたため、弊社にご依頼いただきました。

金額推移・コンサルティング結果

金額削減額削減率
初回見積¥9,490,000
自社交渉後①¥8,800,000   ¥690,000-7.27%
自社交渉後②¥8,500,000   ¥990,000-10.43%
弊社コンサルティング後¥7,800,000¥1,690,000-17.81%

減額成功のポイント

①仮設工事の養生費の免除

2度の自社交渉後の状況から参入したため、利益調整での更なる減額は難しく、弊社は免除できる工事がないかを検討しました。
本工事は、初回見積の段階から、パーテーション解体工事に関しては、B工事側で手配すると高額になるという理由から、C工事に分離されていました。C工事の後にB工事が始まるため、C工事の際の養生をそのまま残しておくことにより、B工事での養生が不要になることが判明しました。それをビル側に伝えたことにより、B工事見積での仮設工事の養生費が一式なくなり、-43万7千円分の減額に成功しました。

②OA床塞ぎ板をビル在庫品で代用

元々、新規購入して使用する予定だったOA床塞ぎ板ですが、協議によりビル在庫品があることが判明し、それを代用したことにより、-14万円分の減額に成功しました。

③追加の出精値引き

また、①・②の減額に加え、追加の出精値引きがあったため、トータルで70万円の減額に成功しました。

出精値引き率の推移

出精値引き率増減率
自社交渉後10.44%
弊社コンサルティング後11.45%+1.01%

まとめ

通常、自社交渉後に第三者のコンサルティング会社が入って減額することは非常に難しいのですが、既にかなり譲歩してくれている指定業者様・管理会社様の状況も考慮して、ビル側にとって無理のない範囲で、工事の免除等を要望したことにより、トラブルなく減額することができました。

この記事のまとめ

この記事を書いた人

ディレクター 柳澤 英一郎

Leasing Innovationの設立に伴い参画。B工事のコンサルティング会社で経験を積み、3,000社以上の査定を行っており、大手監査法人の大規模統合移転の退去プロジェクト等の実績を持つ。

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